患者様からのご相談
矯正の装置が入ると、十分に歯磨きをすることが困難になります。
私たち矯正歯科医は、矯正装置を入れる前に十分な歯磨き指導を行って、お口の中の爽快感を体感してもらったうえで、複雑な装置を入れてもその爽快感を維持してもらおうと考えています。
最近では、フッ素入りの歯磨き剤がほとんどで、むし歯の発現はかなり低くなってきました。
矯正治療中は、粘着性のある食物は極力避けて、食事の後は必ず歯磨きを励行するようお願いをしています。
特に、奥歯で矯正装置周辺は食物の残りが停滞しやすく、むし歯の発生や歯肉炎の原因となります。
外食される場合には、歯ブラシを持参するようにしてください。
学校などで歯磨きができにくい場合は、せめてウガイをするようにお願いします。
矯正用の歯ブラシや円錐形の歯間ブラシもありますので、複雑な装置の周辺ではこれらを併用することをお奨めします。
患者様からのご相談
矯正装置をお口につけた当初は、痛みが持続します(3~7日程度)。
それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、軟らかい食物を食べられるようになってきます。
歯が移動して少し揺れてきますので、当分の間、繊維性の多い野菜やお肉を噛む際に痛みが生じ、噛み切ることができないこともあります。
よほど硬い食物は別にして、数日で普通の食事ができるようになってくると思われます。
患者様からのご相談
一般的に、マルチブラケット装置を付けて歯の移動を開始すると、歯が周囲の歯肉や骨を圧迫するので生理的な反応として、あるいは、装置が唇や頬の裏側に擦れるなどで痛みが出ます。
痛みの程度や持続期間には個人差がありますが、子供では3日間程度、成人では1週間程度痛みが持続します。
それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、食事もできるようになってきます。
ただ、我慢できないほどの痛みが続くということであれば、歯が少し強く圧迫されているのかもしれません。早めに、先生にご相談してみてください。
患者様からのご相談
矯正治療を対象とされる患者さんに装置を入れる場合、矯正歯科医は、歯が効果的に動き、痛みの少ない、見えにくい、簡単な装置を選択しようと考えます。
お嬢さんの場合は、ガタガタの歯並びや出っ歯などで多くの歯を動かさなければならないのではないかと思われます。
このような場合には、多くの歯の外側に取り付けるマルチブラケットという装置を使用するほうが、正確に迅速に多くの歯を移動させることができるため、簡単な装置を使用するよりも治療期間が短縮され、歯並びも咬み合わせも随分良くないなりす。
気持ちを入れ替えて、治療に望まれることを希望いたします。。
患者様からのご相談
将来の噛み合わせと歯並びのために抜歯をすることもあります。
お子さまの場合にはそれらを達成するために、抜歯がどうしても必要な措置ということではないでしょうか。無論、治療のための抜歯につきましては、本人そして保護者の同意のもとに行われるもので、納得いかれるまで主治医にお尋ねになってください。
大切なのは、「歯を抜く、抜かない」出はなく、治療後の状態を正確に予測し、噛み合わせと歯並びを整えてゆくことです。そのためには、どうしても抜歯しなければ治せない症例もあることを、ご理解下さい。
患者様からのご相談
矯正歯科治療は長期間の治療となることが多く、歯の多くを移動させます。
さらに顎や顎関節などの変化を定期的に診て異常がないか確認しなければなりません。そのため、顔面、顎や顎関節のレントゲン撮影を定期的に行うことがあります。
レントゲンの撮影時には、被爆を最小限にとどめるために鉛で覆われた防護服を着用していただきます。
一般に、歯科用のレントゲン撮影は、日常の太陽光線などによる被爆と同じ程度の範囲内で行われていいます。
ご心配であれば主治医にお尋ねになってみてください。
患者様からのご相談
一般的なむし歯などを歯科医院や病院で検査する場合、該当する歯の数本のレントゲン検査で済むことが多く、ほとんどの場合は健康保険が適用されることになります。
いっぽう、矯正歯科治療ではほとんどすべての歯を移動することが多く、上下の顎の状態も診ておかなければなりません。顎顔面の状態に加えて、顎の関節等についても診断する必要があります。
矯正歯科治療では、例外(唇顎口蓋裂、顎変形症、認められた先天的疾患等)を除き健康保険が適用されないため、患者さんの全額自己負担となってしまう関係上、高額になることをご理解ください。
患者様からのご相談
いっぱんに、医療を受けられた場合、確定申告の際に「医療費控除」をすれば税金が戻ってくることがあります。
咬み合わせや歯並びを改善する矯正歯科治療も同様ですが、美容が目的の矯正歯科治療では医療費控除ができない場合があります。そのため、成人の場合は医療費控除できないことが多いようです。
「医療費控除」は所得や医療に費やした金額によって異なってきます。
詳しいことは管轄の税務署にお尋ねにならなければなりませんが、医療機関で発行された領収書は必ず保存しておいてください。
患者様からのご相談
歯並びや咬み合わせ(不正咬合)が極めて悪い場合(「顎変形症」といいます)、とくに上下の顎がずれていることが原因で生じた不正咬合の場合、顎の大きさや位置関係を改善することが正しい治し方といえます。
顎のズレを治療せずに、歯を動かす矯正歯科単独治療で改善しようとしても、無理があり、元の状態に戻ったり、歯の寿命を早めてしまうこともあります。
手術後は、骨の位置が変化するため、顔貌も改善します。
一般に、手術を行う場合、手術の半年から1年半くらい前にマルチブラケット装置を装着して矯正歯科治療を行い、手術後も咬み合わせの微調節を行うために、半年から1年間くらいマルチブラケット装置を装着しておきます。
これら一連の矯正歯科治療については健康保険が適用されます。
具体的には、手術をお受けになる病院で、手術の方法とリスク、予想される入院期間や回復までの期間、さらには後遺症や治療費などに関して、十分説明をおききになり、十分な理解と納得の上で治療を選択されることをお奨めいたします。
患者様からのご相談
ご希望された裏側からの装置は、「リンガルブラケット装置」です。
この装置は「他人にはほとんど判らない」という利点があります。
ウイークポイントは、装置が歯の裏側に取ついているため、舌が接触して痛みや違和感を感じること、しゃべりづらいことがあります。
上下の歯の咬みあわせによっては、「リンガルブラケット装置」を付けることが難しい場合もあります。
「リンガルブラケット装置」の調節はテクニックを要します。治療期間も若干長くなりますし、治療費も高額です。
以上のような理由から、ご相談された先生は「下は表側からの装置にしませんか。」とコメントされたのではないでしょうか?
矯正歯科医が矯正装置を選択する場合、最も効果的で目立ちにくい装置を選択していますが、患者さまの咬合状態によっては難しい場合もあります。
近年では、取り外し可能で透明な装置もありますが、最終仕上げには、従来からの「マルチブラケット装置」を併用することもあります。

さわやかな笑顔を獲得したい人、そして、子ども達の将来をお考えのお母さまに、新しい歯科治療の流れをご提案します。