当院では、成人矯正で使用する金属のブラケットが目立ってしまって気になるという方のために、アライナーという透明で弾力のあるマウスピースによる治療をご提供しています。患者さまの歯に合わせた透明なアライナーを作製し、取り替えていくことで矯正歯科治療を進めていく方法です。かつては目立たない矯正というと歯の裏側にブラケットをつける舌側矯正が主流でしたが、それに代わるものとしてマウスピース型矯正装置（インビザライン：薬機法対象外）が大きな注目を集めています。勿論マウスピース型矯正装置（インビザライン：薬機法対象外）では難しい症例もあるため、ウィークポイントも理解した上で、場合によってはブラケットを使用した矯正とマウスピース型矯正装置（インビザライン：薬機法対象外）を組み合わせた形での治療をご提案しています。

矯正を始めようと思った動機は患者さまによって異なり、どのような形で治療を進めていきたいかということについても患者さまごとに心に抱く想いがあります。当院では最初にクリニカル・コーディネーターが丁寧に患者さまのお悩みを伺い、ご希望を明確にした上で、歯科医師が的確な治療でその気持ちにお応えします。その過程で「目立ちにくい形で治療をしたい」というご要望がある方には、マウスピース型矯正装置（インビザライン：薬機法対象外）や舌側矯正などの「目立ちにくい矯正」をおすすめしています。ブラケット矯正でも歯に近い自然な色のセラミックの装置をご用意していますが、マウスピース型矯正装置は取り外しができるため、普段通りに食事や歯磨きができる点もメリットといえます。

矯正歯科治療が限られた人のための治療だった頃から時代が進み、子どもの頃に矯正していたというお母さまがお子さまの歯ならびの相談に来られることが増えてきました。昔受けた矯正治療の後戻りに悩まれている方に対しては、マウスピース型矯正装置で再治療をすることで、より整った歯ならびが実現するケースが多くなっています。お子さまの矯正治療をきっかけに、自分も一緒に……という親御さんもいらっしゃいます。大好きなお母さんと一緒に治療ができれば、お子さまも安心で心強いのではないでしょうか。多様なケースでご相談に乗っておりますので、目立ちにくい矯正に少しでも興味をお持ちの方はお気軽にお声がけください。